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January 30, 2007

教育におけるICT利活用第2回研究会

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教育におけるICT利活用研究会第2回研究会が1月29日文京区シビックセンターで開催されました。
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第2回のテーマ:「日韓の教育改革と求められるICT利活用教材とは」
1.基調講演とコーディネート
   山西潤一氏(富山大学教授)
2.韓国の新教育課程と情報教育
   李 元揆(イ・ウォンギュ)氏(高麗大学教授)
3.IT新改革戦略で求められる授業でのICT活用
   小泉力一氏(尚美学園大学教授)
4.「教科『情報』」の問題点と試作情報教科書
   辰己丈夫氏(東京農工大学助教授)
5.ICT環境の変化が授業と校務を変える
   相原健一氏(マイクロソフト株式会社
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高麗大学の李先生は2月まで北海道大学の客員教授を努めています。
29日は札幌千歳が大雪のため飛行機が欠航。
李先生と日韓の情報教育について共同研究を行っている一橋大学の兼宗先生に急遽ピンチヒッターを務めていただいて、第2回研究会がスタートしました。
 兼宗先生は、李教授の代わりに、韓国の教育改革と李先生が策定された情報教育カリキュラムについて報告されました。
 山西先生が、兼宗先生の報告をうけて韓国の情報教育カリキュラムと現状の日本の小中高の学習指導要領における情報教育の比較を行い、併せて英国、シンガポールの状況の解説を行いました。そしてPISAの調査結果から見える日本の教育の問題点を指摘されました。
 つぎに小泉先生が、IT新改革戦略に基づいた政府の具体的な施策とそこから求められるIT教材について解説されました。
 辰己先生は、「教科『情報』」の問題点、とくに「情報A」における「商品知」指導の偏重が如何にその後の情報教育の弊害になっているかという点、そして情報の未履修が大学の情報教育を停滞させているかを報告されました。
 最後にマイクロソフトの相原氏が、マイクロソフトが教育にどのように関わっているか、そしてVISTAの教育における可能性について報告されました。

 「教育におけるICT利活用研究会」は、教科書・教材メーカー、流通が、2010年以降の教材はどうあるべきかを共に研究するために結成されました。
 明治時代に近代学校制度が構築されて以来、現在のように学校教育、教室環境の格差が生じたのは初めてではないかと思われます。
 教室環境の格差を超えてすべての子どもたちに優良な教材コンテンツを提供できるのだろうか。
 あるいは、新しい教材コンテンツを提供することが行政を動かして教室環境の格差をなくしていくきっかけになるのだろうか。
 すばらしいレポートをいただいて、コンテンツ提供側の責任の重さを実感した研究会でした。
 

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